消化器外科に移った私は、外科の先生(私の主治医となるオノチャン)とお話をすることになりました。
そして、手術の説明を聞いて同意書にサインします。
その時の手術説明書です↓
11番のところ・・・
あらゆる治療を行わない場合の予後
数カ月・・・
『予後』なんて言葉をこの時初めて聞きました。
余命って言うことなんだと気付きました。
吐血した時、今、今の私は余命数カ月の状態であるのだと分かりました。
消化器内科の先生の話、、、色んなことがつながりました。
一瞬、頭が真っ白になった。
だけど、どんなことも受け入れると決めていた私。「私は大丈夫」という強い気持ち
が・・・何故か根拠のない自信のようなものがあったように思います。
自分の運命は何なんだ・・・何でこんなことになる・・・という次元にはもう居なかった。
現実を受け入れなくちゃ・・・とやせ我慢していたのかも知れないけど、、、
なんの抵抗も出来なくなった自分、そんな無力な自分は、まるで神様に抱かれているような気になっていました。神様に抱かれて(見守られて)いる私は安全地帯にいるような・・・ガン・・なのにね(笑)
手術の前日、家族が病院に集まった。親、キョウダイ、姪っこや甥っこたち。母は病院近くのホテルに泊まりこんで、毎朝、医師の回診よりも早くに病室に来てくれて、夕方まで一緒に居てくれた。有難かった。
11月1日。
いよいよだ。
圧のある靴下に履き替えて、手術着を着て手術室へ。
母とハグをした。
歩いて、一人で手術室の自動ドアを入って行った。
※この記事はガンになってから綴った私の5年日記を元に当時のことを振り返っています。
※アーカイブの月日は日記に沿ってあげています。
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